こんにちは!
キッズプログラミング教室「イフキッズアカデミー」
池ちゃん先生です。
さて、今回は普段生徒さんがレッスンを受けているScratchについてのお話です。
今回はScratchで作る簡単なゲーム、「ボタン連打競争ゲーム」の作り方をご紹介します。ぜひお子さんと一緒に作ってみてください。
ゲームのルールはこれだけ。
①2人で対戦する。
②ボタンを連打して、先にゴールに着いた方が勝ち。
まず、①のルールについて。
対戦なので、キャラクターがふたつ必要ですね。
キャラクターは自分で書いてもいいのですが、今回はScratchに最初から用意されているものを使います。 キャラクターを選ぶのには「スプライトを選ぶ」を選択し、好きなキャラクターを選びます。
さて次は、②のルールについて考えます。
「ボタン連打」というのがポイント。
ボタンをずっと押しっぱなしではなくて、1回押すたびに少しずつ動かないといけません。つまり、「ボタンを離さないと次にいかない」となるようにプログラミングします。
「ボタンを離す」というのは、「ボタンを押していない」ということなので…
こんな風に、「ではない」のブロックを使います!
あとはゴール。
「どちらかが画面の端(ゴール)に着いたらその場でストップする!」ようにします。 そうすると端に着いている方が勝ち。端に着いているかどうかを調べるには、「端に触れた」のブロックを使いましょう。
端に触れたらみんなその場に止まらないといけないので、「すべてを止める」のブロックをつなげます。
さあ、これで完成です。
実行してみましょう!
あれ?おかしいですね。
「すべてを止める」としたのに、まだキャラクターが動いてしまいます。
これではどっちが勝ったのか分かりにくいですね。
なぜ「すべてを止める」としているのに動いてしまうのでしょうか?
実は「スペースキーを押されたとき」のブロックを使っているからなんです。
「プログラムを開始するには、緑の旗ブロックを使う。」と覚えている人も多いと思いますが、実は「イベント」にあるブロックは「プログラムを開始する」為のブロックなんです。
「スペースキーが押されたとき」のブロックを使っているので、いったん「すべてを止める」ブロックでプログラムを停止させた後にまたスペースキーを押すと、また新しくプログラムが始まるのでずっと動き続けてしまうんです。
「すべてを止める」でピタっと止めたい場合はこんな風に「調べる」にある「スペースキーが押された」のブロックを使って作ります。
こうするとちゃんとピタッと止まってくれます。
と、ここで見慣れない紫色のブロック「次のコスチュームにする」が出てきましたね。これがあると、キャラクターが走っているように動かすことができます。
詳しくはまた別の回でご説明しますね。
これ、同じようなブロックが2種類あるな、なぜかな?思いませんでした?
使い分けがあるんですね。
さて、完成した作品がこちら。
良かったら一度遊んでみてください!
https://scratch.mit.edu/projects/290717294/editor/
子ども達が大好きな対戦ゲーム。
単純なゲームほど盛り上がりますよね。
ぜひおうちでも一緒に作って、対戦して盛り上がってください!
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