こんにちは!
キッズプログラミング教室「イフキッズアカデミー」の
池ちゃん先生です。
2020年に小学校でプログラミングが必修化することは
ご存知の方も多いと思いますが、そもそもプログラミングってなんだろう?
どうしてプログラミングの勉強をするんだろう?
と思うお父さん、お母さんもいらっしゃるのではないでしょうか?
他の記事でも触れていますが、必修化の目的は、
プログラミングができるようになることではなく、
プログラミング的思考を身に着けることです。
そこで、今日は、プログラミング的思考ってなに??
ということについて書いていきたいと思います。
プログラミング的思考とは、短い言葉で簡潔にまとめると
目標と目的を明確にして、
それを最適な方法で達成する考え方
です。
と言っても、抽象的で具体的にイメージできないと思いますので、
例え話を使って解説していきますね。
まずは、目標として「富士山の頂上に行く」ことを設定します。
これを実現する方法を考えてみると、選択肢が3つ見つかりました。
【富士山の頂上に行く方法】
1.ヘリコプターを使う
2.登山する
2-1.坂は急だけど、歩く距離は短い
2-2.歩く距離は長いけど、坂が緩やか
次に、目的の確認をする必要があります。
例えば、目的が「遭難した人を救助する」であれば、
できるだけ早く富士山の頂上に行けた方が良いので、
「1.ヘリコプターを使う」
が最も良い選択です。しかし、ヘリコプターが別の救助で出払ってしまっていたとしたら、それができませんので、その次の選択として良いのは
「2-1.坂は急だけど、歩く距離は短い」
です。
例えば、目的が「仲間と一緒に登山を楽しみ、ご来光を観る」であれば、
メンバーの体力的なことも考慮して
「2-2.歩く距離は長いけど、坂が緩やか」
が最も良い選択です。
しかし、出発時間の関係で、その選択をするとご来光を観ることができないとなると、
その次の選択として良いのは
「2-1.坂は急だけど、歩く距離は短い」
です。
※初心者のための登山とキャンプ入門さまよりお借りしました
このように、目的によって最適な方法が変わります。
こういった手順の踏み方
Step1 目標を決める
Step2 目標を達成するための手段をすべて考える
Step3 目的を確認する
Step4 目的に沿う目標達成の手段で、最適なものを選ぶ
をプログラミング的思考と言います。
みなさんも、普段何気なく生活している中で
このような手順を踏んで決定していることってあると思います。
それを意識していないだけで。
私たちエンジニアやプログラマーというのは
普段からこのような思考を用いて仕事をしているので
意識して考えることができますが、
ふつうは、物事を決めるのにここまで考えないですよね。
ましてや仕事でもない限り。
なんとなく、これをするために、この方法が良いと思ったから……
でも、やってみたら違った……
じゃあ、次はこうしてみようかな……
という経験則をもとに、生活していると思います。
ところが、この「プログラミング的思考」が身についていると
効率的に物事を選択することができるようになり、
将来にも非常に有効です。
文科省では、
「子供のうちから、このような考え方を身に付ける必要がある」
とし必修化に踏み切っています。
これからのグローバル社会を生きていくためにも
必要とされているんですね。
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